催眠療法について
催眠に興味を持つ方は多くいらっしゃるのですが、そもそも催眠とはいったいどんなものなのでしょうか。
催眠は人の心理状態を指す言葉なので、具体的に表現することが難しいのですが、あえて催眠を定義すると、信頼できる暗示に対して相対的に影響されやすくなっている状態のことをいいます。
催眠状態とは、緊張を緩和させた状態をつくり、顕在意識を休ませ、暗示のかかりやすさと自分自身についての気づきやすさを高めて、想像力を通して潜在意識に触れる過程です。 そして催眠状態は思考と想像を現実に体験する状況を作り出していきます。
催眠状態を効果的に利用するためには、主に二つの要素が必要になります。
まず一つは観念です。 人は信じていることによって脳に情報が送られ、脳はその情報に応じて肉体に行動を命令しています。 従って人それぞれが持つ観念が、人それぞれの人生に大きな影響を与えていることになります。
もう一つは期待です。 ある出来事を予測すると、その出来事への期待が人の行動を変えます。 つまり、予測した出来事が起きやすくなるような行動をとるようになります。
人は良くも悪くも予測可能な出来事を好む傾向があり、 思いがけない結末に驚くことを好みません。
従って、自分は催眠にかかると信じている人や、催眠の効果に期待している人は、効果的な催眠状態に入りやすく自分の願いを叶えやすいのです。
催眠療法(ヒプノセラピー)
催眠療法(ヒプノセラピー)は、あなたがゆったりと心地よい催眠状態に入ることによって、普段抑えられている潜在意識を表面化して、あなた自身の本当の気持ちに触れられるよう導くものです。
過去に体験した辛かった出来事などで、心の中では未解決になっている問題が起こった当時に意識を戻して目の前にありありと思い出すことで、今まで表現されきれずに溜まっていた悲しみ、怒り、不安、恐怖などの強い感情をもう一度感じ直して、あなた自身を解放していきます。
今まで認められなかったあなた自身のいやな面と向き合い、それを許し、受け入れていくことにより癒されるのです。 こうして癒されることで、人は見違えるほど変化し成長します。
今、人を愛せない、愛してもらえないと嘆く人が増えています。 実は自分自身を愛せていないが故に。
催眠療法は、トラウマ(心の傷)を癒し、新しく前向きな自分を生み出す心理療法です。 すべてを受け入れることで、人は穏やかで、愛に満ちた実り多き人生を手にすることができます。
催眠療法は、本当の自分への心の扉を開きます。
自己催眠
自分のためにならない習慣に縛られている限り、人生を自由に楽しめないかもしれません。
しかし自分自身が変わることを望めば変わることができます。 変わりたい願望が強ければ強いほど、楽に変わることができます。
肉体は脳によって制御されていますので、これまで自分のためにならない習慣を維持する事に使っていた力を、自分が変わるために使うことができるようになれば、人生を自由に楽しめるようになります。
自分が信じたことがそのまま事実になる過程が自己催眠です。
自己催眠では、積極的且つ自発的に、自分自身で描く思考や想像を現実に体験できるようにしていく過程を設定していきます。
催眠療法を担当できるカウンセラー紹介(50音順)
青山 慎太郎
1972年愛知県生まれ
公認心理師
中央労働災害防止協会認定THP指導者(心理相談員)
一般社団法人日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー
米国催眠療法協会認定ヒプノセラピスト
調理師、製菓衛生士(パティシエ)の資格を持ち、大手ファミリーレストランや、テーマパークなどでスタッフ教育を担当。 企業における能力開発や人材教育、カウンセリングなどの豊富な実績に加え、離婚、借金、倒産などの実体験をもとに、催眠療法をベースとした総合的な癒しを行います。
愛と奉仕の精神で一人ひとりに合わせたやさしく丁寧なカウンセリングを行い、クライアントさんが自分らしさを取り戻して、その人らしい生き方や実り多き人生を手にできるように心がけています。
小田 智恵
1973年神奈川県生まれ
公認心理師
一般社団法人日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー
米国催眠療法協会認定ヒプノセラピスト
NLPマスタープラクティショナー
NPO法人日本カウンセリング普及協会認定心理カウンセラー
NPO法人日本カウンセリング普及協会認定アートセラピスト
NPO法人日本カウンセリング普及協会認定インナーチャイルドファシリテーター
製造業、卸売業の某外資系企業経理部に20年所属し、部下の育成に従事している中、近年、社内や社会で増加傾向にあるうつの現状に目を向け、心理学の勉強を始める。
幼少期は亭主関白でお酒が入ると母親に暴力を振るう父親に怯え、高校生の時に母、妹と家を出る。 そんな家庭環境下でも、悩みを楽観的に捉え、常に前向きな性格を自己分析し、両親からの愛情を十分に受けていた事を実感し感謝する。
人々の幸せに喜びを感じ、一人でも多くの人と関わり寄り添って、クライアントさんが自分らしく楽しく生きられるよう、心の奥に潜む問題を一緒に見つけ、解決への一歩を共に踏み出していきたいと考えています。
樫津 典世
1965年神奈川県生まれ
公認心理師
中央労働災害防止協会認定THP指導者(心理相談員)
一般社団法人日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー
米国催眠療法協会認定ヒプノセラピスト
学校でのイジメ、権威的な父親への反発、親の無関心等から、対人恐怖や自己否定が強くなり、無意識に否定的な感情を抑圧し、無気力、無感動、無関心となり生きている実感を喪失する。
そんな時に催眠療法と出会い、潜在意識に眠っている様々な気持ちに気づき、自身の心が癒されていく経験をする。
また辛くてどうしようもないとき、こころが折れそうなときに、思いを誰かに聴いてもらうことで、こころが楽になり、悩みが変化してゆくことを体感する。
その後催眠療法や心理療法に興味を持ち知識と技術を習得。クライアントさんの気持ちに寄り添いながらその人に合わせた癒しを行います。
クライアントさんが安心して本来の自分を取り戻せるカウンセリングを心がけています。
木野 麻衣子
1977年茨城県生まれ
公認心理師
米国催眠療法協会認定ヒプノセラピスト
一般社団法人日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ教師
公益社団法人日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー
インドのNGOで働くある女性への憧れをきっかけに、カウンセリングを学び始める。カウンセリングを通して、心が自分でも気付いていなかった重い鎖から自由になると同時に、催眠療法を通して心の深い部分の傷の癒しを体験したことで、生きることがずっと楽に楽しみとなる。
出産の挫折体験、重度のアレルギーっ子育児で悩みながら、カウンセリングへの学びを深め、アレルギーっ子の親の会や自然派食堂運営、ヨーガの会運営などの活動を通じて、生きやすい社会の実現を目指す。
あなたが自身の心・体・精神と繋がり、あなたの“本当の願い”に気づき、安心してあなたらしい人生を主体的に創り出していけるよう、お一人おひとりに寄り添うカウンセリングを心がけています。